魔法のプリンセス ミンキーモモ

Created at 2026-04-19 UTC [Last edited at: 2026-04-19 23:29:28 UTC]

概要

魔法のプリンセス ミンキーモモとは、葦プロダクションで製作され1982年・1991年に放送された魔法少女アニメ。基本的に一話完結型で、原案は首藤剛志、監督は湯山邦彦とアニメ版ポケモンでおなじみの人物が務めた。*1
第1作目は夢の国の少女ミンキーモモが魔法で大人に変身し、人々の夢と希望を取り戻すというストーリー。呪文とダンスでモモが変身するシーンは後発の作品に大きな影響を与え、ドタバタギャグやシリアスなシーンを取り入れた作風で幼児向けのイメージが濃厚だった魔法少女アニメにアニメオタクをはじめとした幅広い年齢層の視聴者も集めた。「クリィミーマミ」と並び、現在までの魔法少女アニメのイメージを築いた作品である。
この作品がなければセーラームーンやプリキュアは存在しなかったか、また違った印象の作品になっていたかもしれない。

第2作目は「夢を抱きしめて」という副題が追加され、海底に沈んだ夢の国で暮らすミンキーモモの名を受け継いだ少女が新たに主人公となる。作風はおおむね第1作目のそれと同じだが、後述の通り主人公であるモモの性格が大きく変わっている他、核問題、動物愛護、戦争など社会問題を取り扱った回が多いなど作風も全く異なるため、ファンの間では続編と呼べるかは賛否が分かれている。

世界観

1作目、2作目と共通してモモが暮らす街は無国籍な景観で、「どこかの国のどこかの町」としか語られずモチーフも不明。これは首藤氏の提案で、「面白ければ何をやってもいい」という方針から国籍不明の世界を舞台にしようという考えによるものである。

登場人物

ミンキーモモ

CV:小山茉美(1作目)/林原めぐみ(2作目)
空に浮かぶ夢の国「フェナリナーサ」のプリンセス。アクシズの摂政ではない。地球でパパとママと共に暮らしており、空飛ぶキャンピングカー「グルメポッポ」で世界中を旅する。
年齢相応に楽観的で好奇心旺盛な性格で、モットーは「なるようになる」。事件が発生すると魔法の力で様々な職業の能力を持つ18歳の大人に変身する。変身時の呪文は「ピピルマ ピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパ アダルトタッチで(職業名)になれ」。*2
ネタバレ
ストーリー終盤で、魔法で夢を叶えることは出来ないという現実を見せられた挙げ句魔法のペンダントを粉々にされ、最終的にトラックに跳ねられ死亡するという悲惨な結末を迎える。その後モモは普通の人間に生まれ変わり、再び地球のパパとママと暮らし始め、地球にフェナリナーサとその住人達が降りてくるという形で締めくくられる。
これは当時メインスポンサーであった玩具メーカーが業績不振から打ち切りを命じてきたため、それに対する当てつけと考えられている。
「夢を抱きしめて」で再登場した際にはロンドンで暮らしていた。

  • 2作目
    夢や希望が失われ海底に沈んでしまった夢の国「マリンナーサ」のプリンセス。フェナリナーサの少女が果たせなかった使命を果たすべく「ミンキーモモ」の名を継ぎ、地上に派遣され、とある町のホテルで暮らす。1作目のモモと比べるとおてんばな性格で、使命を果たす目的というよりは狭苦しいマリンナーサから飛び出したいという意思かつ遊び感覚で地上に来ており、前半はモモがお供達と遊んでいる日常的なシーンが多い。
    変身の呪文は「パラリル パラリル ドリリンパ ティアラン ティアナン マリリンパ ミンキータッチで(職業名)になれ」。


名前の由来及びモチーフは桃太郎。お供もそれぞれ犬、サル、鳥で構成されている。
当初は「モモ」だけだったのだが、商標の関係でこの名前が使えなくなり、「ミルクのようにふんわりと」という意味の「ミンキー」を前に付け加えてこの名前になった。海外版では「Gigi(ジジ、ギギとも)」。
ファンからの通称は1作目が「空モモ」2作目が「海モモ」。

シンドブック

CV:田の中勇
ミンキーモモのお供の一匹で、モサモサの茶色い犬。のんびり屋で雑学豊富。

モチャー

CV:木藤玲子
ミンキーモモのお供の一匹で、1頭身の茶色いサル。やんちゃな性格で正義の使者を気取っている。

ピピル

CV:三田ゆう子
ミンキーモモのお供の一匹で、黄色の鳥。お供の中の紅一点でロマンチスト。モモに様々な情報を提供している。

パパ

CV:納谷六朗
地球におけるモモの父。夫婦でペットショップを経営しており、世界で名を馳せる獣医である。夫婦揃ってフェナリナーサから脳波攻撃でも受けたのか地球にやって来たミンキーモモを最初からいたかのように受け入れる。
過ぎる自分の子供を欲しがっていた。

ママ

CV:土井美加
地球におけるモモの母。のんびり屋の主婦だが、実はマフィア「カポ・カポネ」の娘である。

フェナリナーサ王

CV:増岡弘
フェナリナーサの国王でモモの実の父。語尾に「ダバ」と付ける。白いヒゲにまん丸な顔で、王冠の内側の頭に花が咲いているギャグ漫画めいた外見が特徴。地上にいるモモを常に見守っており、モモに何かあった時には「なるようになる」と軽く流すが、本当にピンチの時は手助けをする。

フェナリナーサ王妃

CV:塚田恵美子
フェナリナーサ国王の妻でモモの実の母。コミカルなビジュアルの国王とは違って細い体型に美しい顔立ちの女性である。
モモがピンチになると焦燥に駆られて寝込む。

なお、モモにとって実の両親である夢の国の王様と王妃は後発のシリーズでもこれらの設定が踏襲されている。

カジラ

CV:千葉繋
シリーズ後半でモモのお供に加わる小さなピンク色のドラゴン。名前の通り何でもかじって食べてしまう。言葉は話さず、「カジカジ、カジラ!」という鳴き声のみ。

クックブック

第2作におけるミンキーモモのお供の一匹で、水色で赤い鼻の犬。のんびり屋で怠け者。語尾に「ダバ」とつける。

チャーモ

第2作におけるミンキーモモのお供の一匹で、ピンク色のサル。お腹に星の模様があり、モチャーに比べると人型に近い見た目をしている。正義感の強い熱血漢。

ルピピ

第2作におけるミンキーモモのお供の一匹で、黄色の鳥。丸っこい体型だったピピルと比べて一回り大きく、鳥らしいフォルムになっている。ナルシストな一面がある。

マリンナーサ王

CV:緒方賢一
マリンナーサの国王でモモの実の父。外見はフェナリナーサ王と瓜二つ。フェナリナーサ王とも交友関係はあり、なんと学生時代からの仲である。こちらも地上にいるモモを魔法の鏡で常に見守っているが、ピンチになっても「何とかなるダバ無いダバさー」と適当に流したり冗談を言ったりするなどやる気はあまり感じられない。

マリンナーサ王妃

CV:横尾まり
マリンナーサ国王の妻でモモの実の母。外見はフェナリナーサ王妃のそれと似ていてスレンダーな美女・・だが口調が少しシュールで、モモに対して一人娘だからという理由でちゃんとした名前を与えないなどズレている部分もなくはない。
馬鹿げた言動をするマリンナーサ王に対して冷静な(たまに辛辣な)ツッコミを入れている。

パパ

第2作におけるミンキーモモの地上における父。ホテルの管理人を務めている。考古学者でもあり、フェナリナーサの研究を進めている。前作同様、家に転がり込んできたモモに対して「いないよりは良い」と夫婦揃って普通に受け入れている。

ママ

第2作におけるミンキーモモの地上における母。夫とともにホテルの管理人を務めている。
ミステリー小説家志望の主婦で、タイプライターに向かって奮闘している。

幻の3作目 みらくるドリーム・ミンキーモモ

2004年に小学館の雑誌「小学二年生」に連載されていた、当時製作予定だったミンキーモモの3作目を元にした漫画。リーフィナーサという夢の国出身のプリンセスという設定であり、キャラクターデザインは現代風にアレンジされている。通称は「陸モモ」、(りくモモ、もしくはおかモモと読む。)「葉モモ」。
変身時の呪文は「ププリラ ププリラ パピリンパ ラピリン ポピリン ドリミンパ ミンキータッチで(職業名)になれ」。
葦プロダクションからはすでに湯山氏も首藤氏も抜けていたことや、権利関係の複雑さ、テレビ局側の事情もあり結局アニメはお蔵入りとなってしまった。

2026年には新作OVAが制作決定、年内に劇場公開するとのこと。

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